【随時更新】写真で見る各地の動き 東日本大震災9年 - 朝日新聞

　死者・行方不明者、関連死を含め2万2167人が犠牲となった東日本大震災から11日で9年。被災地では、朝から犠牲者を悼む人々の姿が見られました。各地の一日の表情を、写真で伝えます。

拡大する荒浜海岸近くにある東日本大震災犠牲者の名前が刻まれている碑に手を合わせる男性=2020年3月11日午前5時34分、仙台市若林区、田辺拓也撮影

拡大する震災で亡くなった親戚と知人の計7人の墓参りをする佐藤由美子さん（77）。「3月11日はやっぱり嫌だね。亡くなった人たちはどんなにつらかったことか。生かされた身としては線香をあげることしかできない」=2020年3月11日午前6時49分、宮城県名取市閖上、小玉重隆撮影

拡大する「釜石祈りのパーク」を訪れ、震災で亡くなった義母の佐々木妙子さんと義姉の仁美さんの名前を確認しに来た佐々木智恵さん（37）。9年経っても「震災のことを思い出すとつらい」と涙ぐんだ=2020年3月11日午前8時50分、岩手県釜石市、西畑志朗撮影

拡大する震災で殉職した消防団員8人を追悼して献花する消防団員=2020年3月11日午前11時41分、岩手県釜石市、西畑志朗撮影

拡大する石巻市の追悼式。式典は開催せず、市内7カ所に設置された献花台への自由献花となった=2020年3月11日午後1時1分、宮城県石巻市、小玉重隆撮影

拡大する献花会場入り口に設置された消毒液を噴霧する機器。石巻市では式典は開催せず、市内7カ所に設置された献花台への自由献花となった=2020年3月11日午後0時42分、宮城県石巻市、小玉重隆撮影

拡大する仙台市内に住む女性（66）は荒浜海岸で花を手向け、手を合わせた=2020年3月11日午前11時21分、仙台市若林区、田辺拓也撮影

拡大する震災当時、ボランティアに来た神奈川県の住職・藤井弘範さん（48）に連れられて「高田松原津波復興祈念公園」を見学する志歩理ちゃん（4）。父の弘範さんは「テレビではなく自分の目で見て、何かを感じてくれたら」と語った=2020年3月11日午前9時46分、岩手県陸前高田市、越田省吾撮影

拡大する津波で壊れた住宅跡を歩く大学敏彦さん。付近に同級生の家があったという=2020年3月11日午前6時32分、仙台市若林区荒浜、井上充昌撮影

拡大するJR石巻線の女川駅から出発する始発列車。周辺の丘は墓地になっている=2020年3月11日午前6時、宮城県女川町、矢木隆晴撮影

拡大する杉ノ下地区東日本大震災慰霊碑で手を合わせる平田季右衛門さん（86）、七子さん（83）夫婦。季右衛門さんの妹家族を亡くし、毎年、慰霊碑を訪れている=2020年3月11日午前6時56分、宮城県気仙沼市、江口和貴撮影

拡大する日が昇る中、高田松原津波復興祈念公園の一角に立つ「奇跡の一本松」=2020年3月11日午前6時24分、岩手県陸前高田市、越田省吾撮影

拡大する岩井崎で海に向かい手を合わせる僧侶の嵩英さん（66）。震災時は東松島市矢本に入り、毎年、被災地で祈りを捧げている。震災から9年。「犠牲になった方を忘れてはいけない」=2020年3月11日午前9時53分、宮城県気仙沼市、江口和貴撮影

拡大する震災9年を迎えた岩手県宮古市田老。新設工事が進む防潮堤工事現場の側を男性が散歩していた=2020年3月11日午前6時27分、岩手県宮古市田老、長沢幹城撮影

拡大する南三陸町震災復興祈念公園で手を合わせる南三陸町在住の米国人女性=2020年3月11日午前6時36分、宮城県南三陸町、恵原弘太郎撮影

拡大する「釜石祈りのパーク」の慰霊碑に献花する人たち=2020年3月11日午前9時33分、岩手県釜石市、西畑志朗撮影

拡大する津波で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校では、朝日で校舎が照らされる中、気仙沼市から訪れた小野寺一彦さん（39）が手を合わせていた。気仙沼市で被災し、震災発生から約2カ月後に大川小前の北上川の護岸修復工事の仕事に来ていた。がれきが散乱する大川小で児童の母親らが自ら重機で子どもたちを捜している姿を目にした。「私にも当時大川小の児童と同じ年頃の子どもがいました。まだ見つかっていない子どもたちは早く見つかって欲しい」と話した=2020年3月11日午前6時40分、小川智撮影

拡大する朝日が昇る中、高田松原津波復興祈念公園の一角に立つ「奇跡の一本松」=2020年3月11日午前6時30分、岩手県陸前高田市、越田省吾撮影

拡大する広田湾に面した防潮堤の上にある「海を望む場」で献花する夫妻。震災の2年前に香川県から嫁いだ長女を津波で亡くした。父の藤田敏則さん（71）は「冷たかっただろうな」と娘を思いやり、言葉を詰まらせた=2020年3月11日午前9時12分、岩手県陸前高田市、越田省吾撮影

拡大するホテル観洋の「語り部バス」で、震災当時のことを話す伊藤俊さん（44）。「震災が忘れられないように参加者が一人でもいる限りバスは続けたい」と話す=2020年3月11日午前9時20分、宮城県南三陸町、恵原弘太郎撮影

拡大する広田湾に面した防潮堤の上にある「海を望む場」で献花する夫婦。震災の2年前に香川県から嫁いだ長女を津波で亡くした。父の藤田敏則さん（71）は「冷たかっただろうな」と娘を思いやり、言葉を詰まらせた=2020年3月11日午前9時12分、岩手県陸前高田市、越田省吾撮影

拡大する「釜石祈りのパーク」を訪れ、震災で亡くなった犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑に触れる女性=2020年3月11日午前9時22分、岩手県釜石市、西畑志朗撮影

拡大する行方不明者の捜索をする海上保安庁の職員=2020年3月11日午前10時31分、岩手県山田町船越の小谷鳥海岸、長沢幹城撮影

拡大する帰還困難区域内では、今後復興の拠点となる場所にある民家の解体が進んでいた=2020年3月11日午前10時13分、福島県双葉町、福留庸友撮影

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March 10, 2020 at 09:52PM
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