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「ドッジボールは感染リスク高いのでは?」高木美保に見る“タレントコメンテーター”の素人目線の効用(水島宏明) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

タレントが情報番組などでコメンテーターを務める意味はあるのだろうか

 テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』を見ても番組コメンテーターは現在、岡田晴恵・白鴎大学教授というウイルス学の専門家や政治ジャーナリストや広い意味でのジャーナリストに加えて、長嶋一茂や石原良純などいわゆる「タレント」たちが何人かいる。

 この番組に限ったことではないが、情報番組で「タレント」をコメンテーターに起用することついては、「専門家でもないのに感情的に世論を誘導してしまう」などと以前から批判的に言われてきた。特に政治的な問題がテーマのときなどではそうした批判は政治学者や政治家、ジャーナリストなどから上がってきた。

 それにもかかわらず、各番組が「タレント」を番組コメンテーターに起用し続ける理由は、「素人目線」にある。

 専門家による専門的な解説は、ふだんその分野に関心をもっていない視聴者からすれば「わかりにくい」ことが少なくない。

 そうしたときに「素人の立場」で「素朴な疑問」をぶつけてくれるのが、「タレント」コメンテーターの存在意義だと筆者は自分の経験を通して考えている。

 「素人」「生活者」の立場での発言をすることが役割だ。

 4月23日(木)の『モーニングショー』では、東京都が公園やスーパーなどでの行動自粛をさらに呼びかけたことに関連して、タレントの高木美保が存在理由を発揮する場面があった。

(高木美保)

「いま子どもたちが外で遊んでいるんですけれど、

ドッジボールをやっている子どもたち

を見かけるんです。

ドッジボールって、子どもたちが

ワーワー騒ぎながら、

顔も触りながら、

ボールひとつを共有して

遊んでいるんですね。

あれを見て、

これは感染拡大につながってしまう遊びにならないかな

と不安がありました」

「安全な子どもの遊び方など、具体的なアドバイスが欲しいと思います」

 高木はそう言ってリモート中継での発言を締めくくった。

 確かに考えてみればその通りだ。ドッヂボールはボールを投げ合って、受けとめて敵にぶつけるゲームだ。

 メンバーの中に感染者がもしいる場合には、いくら屋外での遊びだといっても、感染リスクは相当に高いのではないか?

 スタジオにいた岡田晴恵・白鴎大学教授が説明した。

(岡田教授)

「鋭い指摘だと思いました。

同じボールですから、良くないですよね」

 ウイルス学の専門家も「鋭い」と認めざるをえないような指摘だった。

 高木美保に限らないが、情報番組がタレントのコメンテーターを起用する背景には、ときにこうした番組スタッフも想定していなかったような「素人目線」「生活者目線」の発言があるからなのだ。

 小さなことのように見えるかもしれないが、この高木の発言はタレントコメンテーターの存在意義を改めて考えさせるものだった。

 素人をバカにすることなかれ。

 素人はときに専門家をしのぐことがあるのだ。

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April 22, 2020 at 06:17PM
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