いざ家を建てようと思っても、どこから始めたらいいのか迷ってしまう…。そんな方におすすめなのが住宅展示場やモデルハウスの見学です。そこには、家づくりのヒントがたくさんあります。
今回は、住宅展示場やモデルハウスを見学するときのポイントと留意点を解説します。実際に見て体感したことをプランニングに生かすことで、理想のマイホームに一歩近くことでしょう。
体験してみないと分からない理想の住まい
「家づくりを思い立ったがどこから始めていいか分からない」。そう思ったら、住宅展示場やモデルハウスに足を運んでみましょう。
住宅展示場とは、さまざまな住宅メーカーなどのモデルハウス（展示用住宅）が集まった場所です（各メーカーが独自にモデルハウスを設置している場合もあります）。
住宅展示場でのモデルハウスの見学のメリットは、完成した建物を見学できること。写真や図面からは分からない空間の広がりや生活シーンを体感できます。
たとえば、「吹き抜けのある明るい玄関」 「リビングが見通せるアイランドキッチン」 「本棚が造作してある書斎コーナー」など、共感できる空間が見つかれば、これから目指す住まいづくりのヒントになります。そういう意味で、モデルハウスの見学は「家族の理想の住まい」への近道だと思います。
今のトレンドをチェック。見えないところもしっかり確認
モデルハウスを見学するメリットとして挙げられるのが、太陽光発電や蓄電池など最新の設備や仕様を確認できる点です。今のトレンドでどんな暮らしの提案がなされているかは、モデルハウスでチェックしたいポイントです。
また、耐震性や断熱性など居住性能の確認も可能です。
同じ一戸建てでもメーカーによって構造や工法・仕様はさまざまです。
見た目の印象だけでなく、住み心地につながる各社の提案はモデルハウスで確認したい要素です。
住宅展示場で利用したいのが、各種セミナーやイベントです。
マイホーム購入の基本的な知識から、住宅ローンのポイントや税制に関することなど、初心者にうれしいセミナーが企画されています。
一緒に来る子どもたちが楽しめるようなイベントも実施されていることがあります。家族そろってレジャー気分で出掛けてみるのもいいでしょう。
モデルハウスは、サイズや仕様が異なる場合も
モデルハウスを見学する際に留意したいのが、一般的な面積より大きいケースや通常の仕様と異なるオプション仕様を採用している場合がある点です。
サイズが異なると完成形のイメージも違ってきますし、実際の仕様と異なる場合もあるので、きちんと確認しておきたいポイントです。
また、住宅展示場は、数十棟のモデルハウスが展示されているケースもあり、都市型住宅や輸入住宅、在来住宅など種類もさまざま。外観を見比べるだけでもかなりの時間を要します。
1軒見学するにしても、じっくり確認すると時間がたつのは早いものです。いきなりモデルハウスに入るのではなく、展示場内を把握して気に入ったものから見学することをおすすめします。
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