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プールにつかりながら花火を見るなんて、ここは天国か? - GQ Japan

真夏の花火

長い梅雨が明け、やっと夏らしくなってきた8月11日、愛知県蒲郡市にあるラグナシアに向かった。久しぶりの長距離……。長距離といっても片道200キロメートル少々。ハナビストにとっては何のことはない距離感だ。空は晴れ渡り、夏らしい入道雲がこれ見よがしに誇らし気だ。地元のイオンでお茶とおにぎりふたつを買い、花火号を東へ走らせる。新名神から伊勢湾岸道、そして豊田ジャンクションから東名に入り、音羽蒲郡で降りるコースだが、久しぶりの新名神、どうも新たに道が繋がったみたいで標識通りに走ったらいつの間にかナビには表示されないところに。なんか山の中を走っている。あれっ、道を間違えたかなと不安になり次のPAに入る。名称は鈴鹿PAだ。こんなのあったっけ。ナビを縮小してみるがはっきりしない。引き返すわけにも行かず、とにかく本線に合流して10分ほど走ると伊勢湾岸道の表示があった。あ~、良かった~と一安心。

湾岸道では意外と風が強く花火号が振られる。いつも思うことだがバイザーに風を巻き込んで余計に振られるのではないか。そこのところどうなんだろう。

さて今回、ラグナシアになぜ撮影にきたかといえばプールに浸かりながら花火が見られるという大胆な企画を見つけたからだ。夏の真っ盛り、お昼から炎天下でビニールシートを片手に場所取りなんて、はっきりいってナンセンスである。今どきは有料席を購入してギリギリに会場に入る。これがスマートな花火の見方である。しかし、それでも暑いのは変わりがない。そこで見つけたのがラグナシアである。プールに浸かりながら花火が見られるなんて天国そのものである。

ラグナシアは2002年に開園した海をテーマにしたパークである。実はこれまでにも何度か花火を撮影したことはあるがプールサイドからは初めてである。他の施設と同様、様々なアトラクションがあるが何といってもウリは360度の3Dマッピングである。

360度に展開する3Dマッピング。

入場してすぐのところにあるゼフィロス広場でおこなわれる。そして、もう1点は皆さんご存じかも知れないが変なホテルの前で催されているイルミネーションである。

Frozen Ocean

変なホテルというのは作りが変なわけではない。ホテル内のサービスをロボットが担っているホテルである。フロントでは多言語対応のロボットがチェックインやチェックアウトのお手伝いをしてくれる。いやはや凄い時代になったものだ。

変なホテル前のBlue palace。久しぶりにアートに

さて花火師さんは、この炎天下もくもくと作業を続けている。

バハムートの神殿に仕掛けられる花火。

こちらはバハムートの神殿の屋上である。コンクリートからの照り返しがたまらない。思わず花火師さんに「ご苦労さん」と声を掛けてしまう。打ちあがった花火は派手なのに裏方の作業は地味である。ちなみにイベントのタイトルは「花火スペクタキュラ FLAME」で季節により異なる。三脚は正面にセットしてレンズは広角の24mmを使用。スチール1台にフルハイビジョン用と4K用の動画カメラを2台。今回も3台のカメラを操作する。仕上がりは紫(ブルー系)を基調としたワンカットで涼しさを表現した。

なんと涼しげな花火だろうか。

本日の走行距離は461.9km、歩数は1万5696歩。駐車場から三脚設置場所まで4往復したので歩数が伸びました。

PROFILE
冴木一馬
1957年、山形県鶴岡市うまれ。1987年頃より花火の撮影をはじめ、ハナビストを名乗り活動する。https://ift.tt/2fFDb6s

文と写真・冴木一馬

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August 29, 2020 at 05:04PM
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