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MIT、自律運転車のため積雪の下にある路面を「見る」地中探知レーダーを開発 - GIZMODO JAPAN

本来は軍事用に開発されたそうな。

MITが技術の商用化を目指して作ったWaveSense社が悪天候時でも道路の状況を把握できるレーダー「Localizing Ground Penetrating Radar(LGPR)」を研究しています。

自動運転車は一般に、カメラとLiDARセンサーを用いて走行します。ところが、カメラもLiDARセンサーも悪天候時には精度が低下してしまいます。対するLGPRは、積雪等の下がどうなっているのか、「見る」ことを可能にします。

Video: MITCSAIL/YouTube

ExtremeTechいわく、このレーダーは地下3mの深さを透視しても、精度は誤差2.5~5cm程度とのこと。地下のデータを、走行中に別の装置がスキャンしている地上のデータと合わせて地図と照合、クルマが車線の中に確実にいるようにするのです。

悪天候の戦地でも走るために開発された

この技術は、地雷検出器を備えた9トンの軍用車両が、南アフリカの紛争地帯が悪天候でも道路から逸れずに走れるよう研究されたのが始まりです。LiDERのレーザーが分散され、精度が落ちかねない雪や霧などの悪天候でも、LGPRによって今いる場所が道路だと判断されれば、間違いなく走行しているということになります。

また地中に水道管やガス管などのインフラ設備があれば、そこが道路だと判断する材料にもなります。

まだ弱点もあるけれど

engadgetによりますと、一連の試運転は田舎道で低速走行にて行なわれたものの、この技術は高速走行にも簡単に応用できるとのこと。しかし現時点では、地下に雨水が染み込んでいる場合などではちゃんと作動しないこともあるそうです。

たとえばTesla車は、イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学が行なった研究にて、路面にプロジェクターで照射されたニセの車線をカメラが誤認し、それに従おうとして道から逸れるような走行をしてみせたことがあります。ですがLGPRで地下も同時に見ながら走れば、そのような間違いも減ることになりそうです。

製品化まであと4年

意外にも1万円程度で作れるというこの装置。製品化は2024年を目指しており、LGPRがあればLiDERがなくても自律運転車は走ることができるのだそうな。

より安全なオートパイロットのためにも期待したいところですが…金属探知機みたいに宝探しにも使えたりするのでしょうか?

Source: YouTube, engadget via ExtremeTech, WaveSense

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March 05, 2020
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