新型コロナウイルスの感染者は24日午後9時現在、全国で386人増え、国内感染者の累計は1万2722人となりました。そして24日、13人の死亡が確認されました。
埼玉県では、軽症と診断され、自宅待機をしていた50代の男性が21日に亡くなりましたが、14日にも70代の男性が自宅待機中に死亡していたことがわかりました。埼玉県の大野知事は「我々の責任は重いと考え、対応方針について変更するための検証をしたい」と述べ、軽症者は原則としてホテルでの療養とする方針に転換することを明らかにしました。
順天堂大学大学院・堀賢教授:「どうしても重症者優先になってしまいますので、そういったなかで起きた悲劇だと思います。新型コロナウイルスは、どのような患者さんが急激に変化していくのかというのを、事前に予測できないということが問題です。今後は、この面での臨床研究や診断技法の開発が必要になってきます」
埼玉県によりますと、600人を超える感染者のうち、軽症や症状のない356人が、入院の調整がつかないなどの理由で、自宅での療養を余儀なくされているということです。
福井県では、全世帯に配られたマスクの購入券の販売が24日から始まりました。一方、政府が配布を始めた布マスクからは、「虫が入っていた」などの報告が相次いでいます。これを受け、マスクを納入している商社やメーカーは、まだ配布していないマスクをすべて回収すると発表しました。マスクは海外の工場で生産されたもので、今後、現地の縫製工場での検品に加え、日本国内でもすべてのマスクを検品する方針だということです。
京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授はホームページで、東京都の「陽性率」の高さをめぐって警鐘を鳴らしています。陽性率は、PCR検査人数に対する陽性者の割合を示していて、1週間ごとの累積を取っています。この検査人数には、民間の検査機関分は含まれていないこともあり、あくまで目安の数字となります。4月に入ると陽性率が高まると同時に死者も同じく増えていることがわかります。
山中伸弥教授:「アメリカは、日本よりはるかに多くの検査を行っていますが、陽性率は20%程度で、専門家は、まだまだ陽性率が高すぎるので、検査数を3倍は増やす必要があると訴えています。それが社会活動再開の最低条件だと主張しています。感染者数のみで一喜一憂するのではなく、真の姿をとらえる必要があります」
千葉大学大学院の樋坂章博教授らの研究グループは「陽性率」と「死者数」の関係について、欧米諸国のデータを解析しました。
千葉大学大学院薬学研究院・樋坂章博教授:「欧米とアジアでは感染の広がり方が全く違うので、この数字をそのまま日本に持ってくるのは少し難しい所もあるんですけれど、陽性率が7%以下の国とそれ以上の国では、結果として感染による死亡者が5から10倍も違うという結果になっていました。この7%というのは一つの基準になるのではないかと」
樋坂教授は、陽性率が低い国では、徹底的な検査が行われていて、結果、感染者の隔離や治療などの早期対策が可能となり、死者数を抑えることができていると分析しています。
千葉大学大学院薬学研究院・樋坂章博教授:「PCR検査は医学的に正しくやる必要があり、まず体制を整えることが大事なのですが、東京の場合は特に検査の基準を緩めて多くの人を測らないといけないと思う」
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April 24, 2020 at 07:30AM
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陽性率“高”の東京 専門家はどう見る? - テレビ朝日
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